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暖房をつけても足元が寒いのはなぜ?帯広・十勝の住宅で確認したい5つの原因

2026.10.29

帯広・十勝では初雪も降り、朝晩の冷え込みが強くなってきました。

暖房を使い始めるこの時期、「室温は上がっているのに足元が寒い」「窓の近くにいると冷える」「暖房を止めると、すぐに寒くなる」と感じる方もいるのではないでしょうか。

暖房をつけても寒く感じる原因は、暖房機器の能力だけとは限りません。

窓の表面で冷やされた空気、床や壁の低い表面温度、断熱の状態、暖房の位置、室内の空気の流れなど、複数の要素が関係していることがあります。

帯広市や十勝地域で暖房をつけても寒く感じるときは、設定温度だけでなく、家のどこで寒さを感じているのかを見ていくことが大切です。

 

室温が上がっても寒く感じるのはなぜ?

人が感じる寒さは、室内の空気の温度だけで決まるものではありません。

床、壁、天井、窓などの表面温度や、体のまわりを流れる空気にも影響されます。

たとえば、室温計が20℃を示していても、床や窓、外壁に面した壁の表面温度が低ければ、実際の室温より寒く感じることがあります。

国土交通省の資料でも、体感温度は、簡易的には室温と床・壁・天井などの表面温度の平均で表せると説明されています。

そのため、暖房の設定温度を上げても寒さが残る場合は、暖房機器だけでなく、窓、床、壁、室内の空気の流れなども関係している可能性があります。

参考:国土交通省「寒い冬には、住まいの温度差にも注意」

 

暖房をつけても寒く感じる5つの原因

原因1.窓や玄関付近で空気が冷やされている

窓際や足元だけが寒い場合は、窓の表面で冷やされた空気が床へ下りている可能性があります。

窓の表面で冷やされた空気が下降し、床に沿って室内へ流れる現象を「コールドドラフト」といいます。

コールドドラフトは、窓に目立った隙間がなくても起こります。そのため、窓を閉めていても、窓際から冷気が来るように感じることがあります。

次のような場合は、窓や玄関付近の影響を受けているかもしれません。

  • 窓の近くに座ると寒い
  • 窓の下から冷たい空気が流れてくるように感じる
  • 窓際に置いたソファやベッドの周辺だけ寒い
  • 玄関に近い廊下やリビングの一部が冷える

ただし、窓際が寒いからといって、家全体の寒さの原因がすべて窓にあるとは限りません。床や壁の冷たさ、暖房の位置などもあわせて考える必要があります。

参考:国土交通省「住宅省エネルギー技術講習テキスト」

 

原因2.床や壁の表面温度が低い

暖房によって室内の空気が暖まっていても、床や壁の表面温度が低いと、寒さが残ることがあります。

特に、床に座ることが多い部屋や、外気に接する壁の近くでは、表面温度の影響を受けやすくなります。

  • 床に足を置くと冷たく感じる
  • 部屋の中央より壁際の方が寒い
  • 外壁に面した場所にいると、じわじわ寒く感じる
  • 暖房をつけても床の冷たさが残る

床の冷たさは床材だけでなく、床下の断熱状態や空気の入り方が関係している場合があります。

壁際の寒さも、外壁の断熱状態や柱を通じた熱の伝わり方、窓との位置関係など、いくつかの要素によって生じます。

 

原因3.床・壁・天井などの断熱状態に違いがある

住宅の断熱は、窓だけでなく、床、外壁、天井または屋根など、外気に接する部分全体で考えます。

同じ住宅の中でも、部屋や場所によって断熱の状態が異なることがあります。

たとえば、増築した部分と既存部分で仕様が違う、過去に一部だけ改修している、床や壁の一部分から冷えを感じるといったケースです。

  • 同じ階でも特定の部屋だけ寒い
  • 増築した部屋と既存部分で寒さが違う
  • 床や壁の一部分だけ冷たく感じる
  • 暖房を止めた後、部屋が早く冷える

ただし、築年数だけで断熱状態を判断することはできません。同じ年代の住宅でも、構造、断熱材の種類、施工状態、過去の改修歴によって違いがあります。

床下や壁の中にある断熱材は室内から見えないため、寒さを感じる場所だけで状態を断定することもできません。

参考:資源エネルギー庁「省エネ住宅」

 

原因4.暖房の熱が室内全体に行き渡っていない

暖かい空気は上へ移動しやすいため、天井付近は暖かいのに、床付近は寒いという状態になることがあります。

特に、天井が高い部屋、吹き抜けのある住宅、広いLDKなどでは、室内の上下で温度差が生じることがあります。

また、暖房機器の前に家具や物が置かれている、カーテンが暖房機器を覆っているなど、暖気の流れが妨げられている場合もあります。

暖房機器の近くだけが暖かい、天井付近に暖気がたまっている、階段や吹き抜けを通じて暖気が移動しているといった場合は、暖房の位置や室内の空気の流れも確認したいところです。

 

原因5.隙間風や換気による空気の動きを感じている

窓、玄関ドア、配管まわりなどに隙間があると、外から入る冷たい空気によって寒く感じることがあります。

一方、住宅には室内の空気を入れ替えるための給気口や24時間換気設備があります。

給気口から入る空気が人のいる場所へ直接当たっている場合も、風のような寒さを感じることがあります。

ただし、寒いからといって給気口を閉じたり、24時間換気を止めたりするのは適切ではありません。室内の空気が十分に入れ替わらず、湿気やにおいがこもる原因になります。

給気口の近くが寒いときは、給気口を塞ぐのではなく、フィルターの目詰まり、家具の配置、設備の設定などを確認します。

また、室内ドアの下にある隙間は、換気のための空気の通り道として設けられている場合があります。用途が分からない隙間を、市販の隙間テープなどで一律に塞ぐことは避けましょう。

 

まずは、普段感じている寒さを振り返ってみましょう

寒さの原因を考えるために、温度計を何か所にも置いたり、特別な測定を行ったりする必要はありません。

普段の生活の中で、どこにいるときに、どのような寒さを感じるのかを振り返るだけでも、原因を考える手掛かりになります。

  • 家全体が寒いのか、特定の部屋だけが寒いのか
  • 窓際、床、壁際、玄関付近のどこで寒さを感じるのか
  • 朝や夜、風の強い日など、寒さが強くなるときがあるか
  • 暖房をつけていても寒いのか、止めた後に早く冷えるのか
  • 窓の結露や、外壁に面した家具の裏のカビなどがないか

たとえば、窓際だけが寒ければ、窓の表面で冷やされた空気や隙間風の影響が考えられます。

床全体が冷たい場合は、床下の断熱状態や室内の上下の温度差が関係しているかもしれません。

家全体が暖まりにくい場合や、部屋による寒さの差が大きい場合は、窓だけでなく、床・壁・天井の断熱状態や暖房設備、室内の空気の流れなどを含めて考える必要があります。

 

今すぐ見直せること

暖房機器や住まいに異常がなくても、家具の配置や暖房の使い方によって、暖かさが部屋へ広がりにくくなっていることがあります。

まずは、普段の生活の中で無理なく確認できる範囲を見てみましょう。

  • 暖房機器の前を家具や物で塞いでいないか
  • カーテンが暖房機器を覆っていないか
  • 暖房機器や換気設備のフィルターにほこりがたまっていないか
  • 夜間にカーテンやスクリーンを閉めているか
  • 給気口を家具やカーテンで塞いでいないか

清掃や運転設定の変更は、それぞれの機器の取扱説明書に従って行ってください。

サーキュレーターやシーリングファンがある場合は、室内の空気をゆっくり循環させることで、上下の温度差を小さくできることがあります。ただし、風が体へ直接当たると寒く感じるため、風向きを調整します。

ラグやカーテンなどで寒さが和らぐ場合もありますが、床下や壁の断熱状態、暖房能力などが主な原因であれば、それだけでは改善しにくいこともあります。

 

詳しく確認した方がよいのはどんな場合?

次のような状態が続く場合は、目に見える部分だけでなく、窓、床下、壁、天井、暖房設備などの状態を確認した方がよいことがあります。

  • 暖房をつけても部屋全体がなかなか暖まらない
  • 以前より暖房の効きが悪くなった
  • 特定の床や壁だけ極端に冷たい
  • 部屋による寒さの差が大きい
  • 窓や壁に多量の結露が発生している
  • 外壁に面した家具の裏などにカビが見られる
  • 暖房費が増えているのに、暖かさを感じにくい

相談する際は、詳しい温度を測っておく必要はありません。

「リビングの窓際が寒い」「北側の部屋だけ床が冷たい」「夕方になると外壁側が寒く感じる」など、普段感じていることを伝えるだけでも、確認する場所を整理しやすくなります。

なお、暖房機器から異音や異臭がする、正常に点火しないといった場合は、住まいの断熱とは別の問題です。使用を続けず、取扱説明書を確認したうえで、機器のメーカーや点検に対応できる事業者へ相談してください。

窓際で冷やされた空気が床に沿って広がるコールドドラフトの仕組み

 

暖房をつけても寒いときによくある質問

Q1.室温が20℃以上あっても寒く感じることはありますか?

あります。

床、壁、窓などの表面温度が低い場合や、冷たい空気が体に当たっている場合は、室温計の数字より寒く感じることがあります。

室温だけでなく、窓際や床付近など、どこで寒さを感じるのかも確認してみましょう。

Q2.暖房能力を上げれば寒さは解消しますか?

暖房能力が不足している場合は改善する可能性がありますが、必ずしも暖房だけで解決するとは限りません。

窓や床、壁から熱が逃げやすい場合や、暖気が天井付近へ偏っている場合は、暖房を強くしても足元の寒さが残ることがあります。

暖房の設定温度だけでなく、寒さを感じる場所に合わせて原因を考えることが大切です。

 

まとめ|暖房の設定温度だけでなく、寒さを感じる場所を見てみましょう

暖房をつけても足元や窓際が寒いときは、暖房機器の能力だけが原因とは限りません。

  • 窓や玄関付近で空気が冷やされている
  • 床や壁の表面温度が低い
  • 床・壁・天井などの断熱状態に違いがある
  • 暖房の熱が室内全体に行き渡っていない
  • 隙間風や換気による空気の動きを感じている

こうした原因が一つではなく、複数重なっていることもあります。

まずは、家全体が寒いのか、窓際や床など特定の場所が寒いのか、普段感じている範囲で振り返ってみてください。

帯広市・音更町・幕別町・芽室町など十勝地域で、暖房をつけても寒い、窓際や床の冷えが気になるという方は、コノンへご相談ください。普段寒さを感じている場所を伺いながら、住まいのどこを確認すればよいか整理します。

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